
こんにちは。リビング家具ガイド 運営者の「YUKO」です。一人暮らしや自分の部屋でローテーブルをドレッサー代わりにしてメイクを楽しみたいけれど、「みんなどこでメイクしているの?」という疑問や、専用のドレッサーは部屋のどこに置くべきかという悩みを持つ方は多いものです。
そもそもドレッサーは今なんていうのか、昔ながらのドレッサーと鏡台の違いやドレッサーと化粧台の違いは何ですかと聞かれることもありますが、実はニトリや無印良品の便利な収納アイテムやロータイプのドレッサーテーブルをうまく活用すれば、どの部屋で化粧をしたらいいですかという迷いはすぐに解消できます。
この記事では、限られたスペースでも快適に使えるドレッサー代わりのテーブルの選び方や、おしゃれに整えるコツを詳しくご紹介します。
記事のポイント
- 狭い部屋でも場所を取らずにメイクスペースを作る具体的な方法
- 無印良品やニトリなどの人気アイテムを使った収納と配置のアイデア
- ロータイプとハイタイプのどちらが自分のライフスタイルに合うかの判断基準
- メイクがしやすく部屋もおしゃれに見える照明や動線の工夫
目次
ローテーブルをドレッサー代わりにする基礎知識と選び方

毎日のメイク時間を快適にするためには、ただテーブルを置くだけでなく、自分に合ったスタイルや配置を知ることが大切です。まずは、ドレッサー代わりとしてローテーブルを使う前に知っておきたい基礎知識と、失敗しない選び方のポイントを見ていきましょう。
ドレッサーと鏡台の違いとは?今どきの呼び方も解説

家具選びを始めると、「ドレッサー」や「鏡台(きょうだい)」、さらには「化粧台」といった様々な呼び方に出会い、混乱してしまうことがあるかもしれません。厳密な家具の分類としてこれらに大きな機能的な違いがあるわけではありませんが、言葉が持つニュアンスや歴史的背景には少し違いがあります。
一般的に「鏡台」と言うと、畳の部屋で正座をして使っていたような、少しレトロで和風な家具をイメージする方が多いでしょう。かつては「嫁入り道具」の象徴として扱われていた歴史もあり、重厚感のある木製のものが主流でした。
一方で、「ドレッサー」は洋風の生活様式に合わせてデザインされた鏡付きの家具全般を指し、椅子に座って使うハイタイプのものから、床に座るロータイプまで幅広いスタイルを含みます。
では、現代のインテリアショップやSNSでは何と呼ばれているのでしょうか?最近のトレンドとしては、「コスメテーブル」や「ドレッサーテーブル」という呼び方が非常に増えています。これらは特に、一見すると普通のローテーブルやセンターテーブルに見えるけれど、天板を開くと鏡が現れ、内部が収納になっている「多機能家具」を指すことが多いです。
検索キーワードのヒント
ネットで探す際は「ドレッサーテーブル」「コスメデスク」「メイクテーブル」といったワードで検索すると、現代の一人暮らしに合ったおしゃれな商品が見つかりやすいですよ。
また、「ドレッサーと化粧台の違いは何ですか?」という質問もよくありますが、これも基本的には同じものを指しています。「化粧台」は機能を表す日本語的な表現であり、「ドレッサー」はその英語読み(Dresser)です。
ただし、英語圏で「Dresser」と言うと、引き出し付きの収納タンス(チェスト)を指すことが多く、鏡付きの化粧机は「Vanity Table(ヴァニティテーブル)」と呼ばれるのが一般的です。海外風のインテリアを探す時にこの単語を知っておくと、より素敵なアイデアに出会えるかもしれませんね。
結局のところ、呼び方にこだわる必要はありません。大切なのは、あなたの部屋のテイストに合い、毎日のメイクが楽しくなるような「お気に入りの場所」を作ることです。古風な鏡台でもモダンなリメイクを施せば素敵になりますし、最新のドレッサーテーブルなら機能性は抜群です。形式にとらわれず、自由な発想で選んでみましょう。
一人暮らしで場所を取らないローテーブル活用のメリット

一人暮らしのワンルームや1Kといった限られた居住空間において、家具選びは死活問題です。国土交通省の資料によると、単身者が健康で文化的な生活を送るために必要とされる居住面積水準は25平米とされていますが(出典:国土交通省『住生活基本計画(全国計画)』)、都心の賃貸物件ではこれよりも狭い部屋に住んでいる方も少なくありません。
そんな中で、ローテーブルをドレッサー代わりにするという選択は、まさに理にかなった「空間の有効活用術」と言えます。
最大のメリットは、「1台3役」をこなせる効率の良さです。専用のドレッサーを置いてしまうと、メイクのためだけに場所を占領してしまいますが、ローテーブル兼用型なら、「食事をするダイニングテーブル」、「仕事や勉強をするデスク」、そして「身支度を整えるドレッサー」という3つの役割を1つの家具で完結させることができます。これにより、部屋に置く家具の点数を減らすことができ、床の面積(フリースペース)を広く確保できるのです。
ローテーブル活用の3大メリット
- 部屋が広く見える:背の低い家具(ローテーブル)は視線を遮らないため、部屋全体に開放感が生まれ、実際の平米数よりも広く感じさせる視覚効果があります。
- 生活感を隠せる:天板を閉じればメイク道具が一切見えなくなるため、急な来客やテレビ通話の際も慌てて片付ける必要がありません。「見せる収納」と「隠す収納」の切り替えがスムーズです。
- 経済的である:ドレッサーとテーブルを別々に購入する必要がないため、初期費用を抑えられます。浮いた予算を美容家電やデパコスに回せるのも嬉しいポイントですね。
また、冬場にはこたつとして使えるタイプのテーブルを選べば、暖を取りながらメイクができるという、日本の冬ならではのメリットも享受できます。「寒い洗面所で震えながらメイクをするのが辛い…」という経験がある方にとって、暖かいリビングのローテーブルでぬくぬくと準備ができるのは、想像以上に快適な体験になるはずです。
さらに、ローテーブルでのメイクは、リラックスした状態で行えるという精神的なメリットもあります。お気に入りのクッションに座り、好きな音楽を流しながら、コーヒーを片手にゆっくりとスキンケアをする時間は、忙しい日常の中での貴重な癒しタイムになります。
単なる「場所の節約」だけでなく、「心地よい暮らし」を実現するためのポジティブな選択肢として、ローテーブル活用をぜひ検討してみてください。
ロータイプとハイタイプどちらが自分に合うか比較

ドレッサー代わりにするテーブルを選ぶ際、究極の選択となるのが「床に座るロータイプ」にするか、「椅子に座るハイタイプ」にするかという問題です。どちらにも一長一短があり、正解はあなたのライフスタイルや体質によって異なります。後悔しない選び方をするために、それぞれの特徴を徹底的に比較してみましょう。
| 比較項目 | ロータイプ(床座り) | ハイタイプ(椅子座り) |
|---|---|---|
| 部屋の印象 | 家具の高さが低いため圧迫感がなく、天井が高く見えて部屋が広く感じる。 | 高さがある分、存在感が出る。配置によっては部屋が狭く感じることがある。 |
| 身体への負担 | 長時間あぐらや正座をすると足が痺れやすい。前かがみになりがちで猫背のリスクも。 | 椅子に座るため腰や膝への負担が少ない。正しい姿勢を保ちやすく、長時間の作業も楽。 |
| 設置スペース | テーブルのみのスペースで完結する。座布団やラグがあればOK。 | テーブルに加えて、椅子を出し引きするスペース(後ろに約60cm〜)が必要。 |
| 適した人 | 部屋を広く見せたい人、リラックス重視の人、こたつを使いたい人。 | 腰痛持ちの人、デスクワークと兼用したい人、ホテルライクな暮らしがしたい人。 |
ロータイプがおすすめなケース
私自身も実践しているのがこのスタイルです。日本の狭い住宅事情において、「床に座る」という生活様式は最強の空間活用術です。ソファを置かずにラグやビーズクッションで過ごす方なら、迷わずロータイプをおすすめします。
座椅子を使えば背もたれも確保でき、ゆったりとくつろぎながらメイクができます。また、友達が来た時に床に座って囲めるのもローテーブルならではの良さですね。
ハイタイプがおすすめなケース
一方で、在宅ワーク(リモートワーク)がメインの方は、ハイタイプの方が良いかもしれません。仕事用のデスクとドレッサーを兼ねる場合、長時間床に座ってパソコン作業をするのは身体的にきつい場合があります。
座り心地の良いオフィスチェアと組み合わせれば、仕事もメイクも快適にこなせる「ワークステーション」が完成します。また、膝が悪くて立ち座りが辛いという方にとっても、ハイタイプの方が身体に優しい選択となります。
最終的には、「普段、家でどのように過ごしている時間が長いか」を基準に選びましょう。ゴロゴロするのが好きならロータイプ、テキパキと活動したいならハイタイプ、といった具合に、自分の性格や理想の過ごし方に合わせて決めるのが、失敗しないコツです。
ドレッサーはどこに置く?自然光と動線の考え方

どんなに素敵なドレッサーテーブルを手に入れても、置く場所を間違えてしまうと、「メイクがしにくい」「部屋が使いにくい」といったストレスの原因になります。特に、メイクの仕上がりを左右する「光」と、生活のしやすさを決める「動線」は、配置を決定する上で絶対に外せない2大要素です。
1. 自然光を味方につける配置
メイクをする際、最も信頼できる光源は「太陽の光(自然光)」です。蛍光灯の下では綺麗に見えても、外に出たら「ファンデーションが厚塗りすぎた」「チークが濃すぎた」と驚いた経験はありませんか?これは照明の色味や明るさが不自然だったことが原因です。
NGな配置例
- 窓を背にする(逆光):顔が影になって暗くなり、細部が見えなくなります。
- 窓の正面に座る(直射日光):眩しすぎて瞳孔が収縮し、正確な色味が見えにくくなります。また、夏場は暑くてメイクどころではありません。
ベストな配置は、窓が「利き手の反対側(右利きなら左側)」、あるいは「斜め前45度」に来る位置です。こうすることで、メイクをする手に影が落ちず、顔全体に柔らかく均一な光が当たります。
もし部屋のレイアウト上、どうしても窓の近くに置けない場合は、照明器具(ライト)にこだわりましょう。「昼白色(ちゅうはくしょく)」と呼ばれる、自然光に近い色味のLED電球や、調光機能付きの女優ミラーを取り入れることで、暗い場所でも失敗知らずのメイクが可能になります。
2. 生活動線を妨げない配置
ドレッサーテーブルは毎日使うものですが、同時に部屋の中を移動する際の邪魔になってはいけません。特に一人暮らしの部屋では、玄関からベッド、キッチンへの通り道(動線)を塞がないことが鉄則です。
おすすめは、部屋のコーナー(隅)や、壁際を有効活用することです。デッドスペースになりがちな柱の横などを活用すれば、部屋の中央を広く空けることができます。また、コンセントの位置も重要です。ドライヤーやヘアアイロンを使う場合、コンセントが遠いと延長コードが部屋を横切ることになり、見た目も悪く足に引っかかる危険もあります。コンセントの近く、または延長コードを家具の裏に隠せる位置を確保しましょう。
3. 風水的な視点も少しだけ
「ドレッサーは部屋のどこに置くべき?」と悩む方の中には、風水を気にされる方もいるかもしれません。風水では、「寝ている姿が鏡に映るのは良くない(寝ている間に気を吸われる)」と言われています。
もし配置上、どうしてもベッドが鏡に映ってしまう場合は、使わない時は天板を閉じるタイプのドレッサーテーブルを選ぶか、お気に入りの布(カバー)をかけて鏡を隠すだけでOKです。これなら運気も下がらず、安心して眠ることができますね。
ブランド別!ローテーブルをドレッサー代わりにする実例

基礎知識を押さえたところで、ここからは具体的にどのようなアイテムを選べば良いのか、人気ブランドの実例を交えてご紹介します。それぞれのブランドには異なる強みや特徴があります。
機能性を重視するのか、デザインで気分を上げたいのか、あるいはコストパフォーマンスを最優先するのか。あなたの優先順位に合わせて、最適なブランドを見つけてみましょう。
鏡付きドレッサーテーブルなら収納もメイクも一台で完結
ドレッサー代わりのローテーブルとして、最も手軽で完成された選択肢が、最初から鏡と収納機能が一体化している「ドレッサーテーブル」です。これはまさに、狭い部屋でメイクをするために生まれた発明品と言っても過言ではありません。
一般的なドレッサーテーブルの構造は、天板の一部がパカッと上に開く仕組みになっています。開いた天板の裏側が大きな鏡になっており、そのままドレッサーとして使えるのです。そして、天板の下は深さのある収納スペースになっているため、化粧水や乳液などの背の高いボトルも立てたまま収納できます。
ドレッサーテーブルのここがすごい!
- 秒速で片付く:メイクが終わったら、コスメをそのままにして天板を閉じるだけ。一瞬でフラットなテーブルに戻るので、忙しい朝でも「出しっぱなし」になりません。
- ホコリを防ぐ:大切なコスメやブラシをテーブルの中にしまえるので、ホコリを被る心配がありません。
- ティッシュ収納:多くのモデルにはティッシュ箱を収納できる専用スペースがあり、生活感の出やすいティッシュを隠しながら、メイク中にサッと取り出せる工夫がされています。
ただし、注意点としては「テーブルの上に物を置きすぎない」ということが挙げられます。天板を開けるためには、その上に乗っている飲み物や雑誌を一度どかす必要があります。
「片付けるのが面倒で、結局鏡を開かなくなってしまった…」なんてことにならないよう、テーブルの上は常にスッキリさせておく習慣が身につくという、意外なメリット(?)もあります。
ニトリのドレッサーテーブルは機能的でコスパも優秀

日本の住宅事情を知り尽くした「ニトリ」のドレッサーテーブルは、やはり機能性とコストパフォーマンスのバランスが秀逸です。特に一人暮らしの女性に人気なのが「リズバレー」シリーズなどの、コンパクトで可愛らしいデザインの家具です。
ニトリのドレッサーテーブルの魅力は、なんといっても「収納の使いやすさ」にあります。引き出しの深さが絶妙に計算されており、アイシャドウなどのパレット類を重ねて収納したり、ドライヤーやヘアアイロンといった嵩張る美容家電もすっぽりと収まったりします。
また、白を基調としたフレンチカントリー風のデザインや、シンプルモダンな木目調など、どんな部屋にも馴染みやすいデザイン展開も魅力です。
裏技:カラーボックスDIY
もっと安く済ませたい!という方には、ニトリの定番商品「カラーボックス(Nクリックなど)」を活用したDIYもおすすめです。同じ高さのカラーボックスを2つ並べ、その上にホームセンターなどでカットしてもらった天板を渡すだけで、大容量収納付きのローデスクが完成します。自分の好きな幅で作れるので、部屋のデッドスペースにシンデレラフィットさせることができますよ。
組み立ても比較的簡単なものが多く、説明書も親切です。「初めての一人暮らしで予算は抑えたいけど、使い勝手は妥協したくない」という方にとって、ニトリは間違いなく最強の味方になってくれるでしょう。
IKEAアイテムで作る海外インテリア風のメイクスペース

「機能性だけじゃ物足りない、部屋をおしゃれなスタジオみたいにしたい!」という方には、北欧スウェーデン発のIKEA(イケア)がおすすめです。IKEAのアイテムを使えば、まるで海外のピンタレストやInstagramで見かけるような、洗練されたメイクスペースを作ることができます。
IKEAには「ドレッサーテーブル」として販売されている商品もありますが、それ以上に人気なのが、既存のアイテムを組み合わせるアイデアです。例えば、世界中で大ヒットしているワゴン「RÅSKOG(ロースコグ)」。
これに別売りの竹製天板「HÖGSMA(ホーグスマ)」を乗せれば、移動式のミニテーブル兼ドレッサーになります。普段は部屋の隅に置いておき、メイクをする時だけソファの横や窓際にコロコロと持ってくる。そんな自由な使い方ができるのが魅力です。
また、壁に取り付けるタイプのシェルフや、女優ミラーのような照明「MUSIK(ムシーク)」を組み合わせるのもIKEA流です。白いシンプルなローテーブルの前に大きな鏡を壁掛けし、その周りにライトを取り付ければ、プロのメイクルームのような空間が完成します。「自分だけのこだわり空間をカスタマイズして作り上げたい」というDIY精神のある方には、IKEAのアイテム選びは宝探しのように楽しい時間になるはずです。
無印良品で叶える「持ち運べるドレッサー」という新発想

「家具を増やすのはどうしても抵抗がある」「部屋のレイアウトを頻繁に変えたい」というミニマリスト志向の方には、無印良品のアイテムを活用したスタイルが最適です。無印良品のアプローチは、ドレッサーという家具を買うのではなく、「普段使いのローテーブル」+「優秀なメイクボックス」を組み合わせるというものです。
特に最強のアイテムと言えるのが、ロングセラー商品である「ナイロンメイクボックス」です。スキンケアからメイク道具まで一式をこのボックスに収納しておき、メイクをする時だけローテーブルの上にポンと置く。これだけで、いつもの食卓が一瞬でドレッサーに早変わりします。
また、「ポリプロピレン収納キャリーボックス」も人気です。持ち手がついているため、普段は棚の中にしまっておき、使う時だけテーブルに運んでくる「フリーアドレス」なメイクスタイルが可能になります。
無印良品スタイルのメリット
- 掃除が楽:テーブルの上に固定物を置かないため、毎日のテーブル拭きがスムーズです。
- 汎用性が高い:もしメイク収納として使わなくなっても、文房具入れや薬箱として再利用できるため、無駄になりません。
- 統一感:アクリルケースやラタンバスケットなど、素材感を合わせた収納用品で揃えれば、出しっぱなしでも生活感が出ず、インテリアの一部として馴染みます。
「ドレッサー=鏡付きの家具」という固定概念を捨て、「好きな場所へ持ち運んでメイクする」という自由なスタイルも、現代の一人暮らしには非常にマッチしています。
ごちゃつくコスメをスッキリ!ローテーブル収納のコツ

ドレッサー代わりのローテーブルを手に入れたら、次に直面するのが「収納どうする問題」です。特に天板の下に収納があるタイプや、引き出し付きのテーブルの場合、適当に放り込んでしまうと「使いたいリップが見つからない!」「中でアイライナーが転がっている」というプチストレスが発生しがちです。
限られたスペースを有効に使い、メイクの時短にもつながる収納のコツをご紹介します。
100均やアクリルケースで「仕切り」を作る
引き出し収納の鉄則は、「空間を四角く区切ること」です。広い引き出しにそのまま小物を入れると、開け閉めするたびに中身が動いてぐちゃぐちゃになってしまいます。
ここで活躍するのが、ダイソーやセリアなどの100円ショップで手に入る「キッチントレー」や「整理ボックス」です。本来はカトラリーを入れるための細長いトレーは、メイクブラシやマスカラ、アイライナーなどの棒状のアイテムを寝かせて収納するのにジャストサイズです。
また、深さのある収納スペースには、立てて収納できるスタンドを活用しましょう。ファンデーションやアイシャドウパレットは「本を並べるように」立てて収納することで、上から見た時にどこに何があるか一目瞭然になり、取り出しやすさが劇的に向上します。
「一軍」と「二軍」を分けてテーブル上を死守

メイク好きの方ほど、コスメの量は増えていくもの。しかし、全てのコスメをローテーブルの中に収めようとするのは無理があります。無理に詰め込むと、雪崩が起きたり、テーブルの上が物置化したりする原因になります。
快適さを保つためのポイントは、コスメを「一軍(毎日使うもの)」と「二軍(休日用・コレクション・ストック)」に分けることです。
収納場所の振り分け例
- ローテーブルの中(一軍):下地、ファンデーション、眉描、毎日使うリップ、ビューラーなど。「これさえあれば顔が完成する」セットのみを厳選。
- 別の棚やボックス(二軍):特別な日にしか使わない色のアイシャドウ、試供品、ストックの綿棒など。
ローテーブルには「今、本当に必要なもの」だけを置くこと。これが、ドレッサー代わりのテーブルを常に美しく保つ唯一にして最大の秘訣です。
メイクの仕上がりを変える「明かり」の工夫

記事の前半で「自然光の入る場所に置く」とお伝えしましたが、夜にスキンケアをする時や、天気の悪い日にはどうしても光が不足します。部屋のシーリングライト(天井照明)だけでは、自分の影で手元が暗くなり、メイクムラができやすくなってしまいます。
そこで導入したいのが、後付けできる「女優ミラー(LEDライト付きミラー)」や「クリップライト」です。
最近では、ニトリやフランフラン、あるいはネット通販で、USB充電式のLEDミラーが手頃な価格で手に入ります。ローテーブルの上に置ける卓上タイプで、角度調整ができるものを選べば、わざわざ大きなドレッサーを買わなくても、プロ仕様のメイク環境が整います。
選ぶ際は、以下の2点をチェックしてください。
- 調色機能:「昼光色」「昼白色」「電球色」など、光の色を変えられるもの。外出先のシーンに合わせてメイクの色味を確認できます。
- 調光機能:明るさの強弱を調整できるもの。眩しすぎず、適切な明るさを確保できます。
たかが鏡、たかがライトと思わずに、ここには少し投資をしてみてください。「今日の私、肌がきれいかも?」と思えるだけで、その日一日の気分が驚くほど上がりますよ。
ローテーブルでのメイクに関するよくある質問
まとめ:自分だけの特等席でメイク時間を楽しもう

狭い部屋でも、専用の家具がなくても、工夫次第で理想のドレッサー空間は作れます。ローテーブルをドレッサー代わりにすることは、単なる妥協や節約術ではありません。それは、生活空間を広く保ちながら、リラックスして自分と向き合う時間を作るための、賢くて素敵な選択です。
今回ご紹介したポイントを振り返ってみましょう。
記事のまとめ
- ドレッサーテーブルなら「隠す収納」で生活感を消せる
- ニトリやIKEA、無印良品のアイテムを使えば、機能もデザインも妥協しなくていい
- 配置は「自然光」と「動線」を意識して、ストレスフリーな環境を
- 収納は「仕切り」と「一軍選抜」で、使いやすさをキープする
まずは、今あるローテーブルの上を片付けて、お気に入りの鏡を一つ置いてみることから始めてみませんか?そこがあなたにとって、毎日の「キレイ」を作る、世界で一番居心地の良い特等席になりますように。