
こんにちは。リビング家具ガイド 運営者の「YUKO」です。 毎日のメイク時間をもっと快適にしたいけれど、ドレッサーテーブルを使っていると足が入らないことや使いにくいと感じることはありませんか。
特にローテーブルタイプだと高さが合わなかったり、テーブルをドレッサー代わりにしていると鏡の位置が遠かったりすることもありますよね。ニトリやIKEA、フランフランにはおしゃれな商品がたくさんありますが、一人暮らしで置き場所が限られていると、小さめでコンパクトなものや、食事や仕事の机と兼用できるタイプを選びたいものです。
無印の家具を代用したり、安い価格で機能的な木目調のデザインを探している方も多いはず。今回は、足が入るセットやミラー付きの大容量収納モデルなど、後悔しない選び方について私なりの視点でご紹介します。
記事のポイント
- 足が入らないドレッサーテーブルが使いにくい根本的な理由
- 食事や仕事も快適にこなせる高さとサイズの選び方
- ニトリやIKEAなど人気ブランドの特徴と活用アイデア
- 一人暮らしの部屋に最適なレイアウトと動線の確保
ドレッサー テーブルに足が入るタイプを選ぶコツ
「見た目は可愛いけれど、実際に使ってみたら座りにくかった」という失敗は、家具選びで最も避けたいポイントですよね。ここでは、メイクも食事も仕事も快適にこなせる、自分にぴったりの「足が入る」ドレッサーテーブルを選ぶための具体的なコツを解説していきます。
足が入らないドレッサーテーブルが使いにくい理由

憧れのドレッサーテーブルを買ったのに、なぜか使いにくい。その最大の原因は、実は「太ももが入るスペースがない」ことにある場合が多いんです。多くのドレッサーテーブルは「収納力」を最大の売りにしているため、天板の下に深さのある収納ボックス(引き出し)が設計されています。この収納部分が分厚すぎると、座った時に太ももが圧迫されてしまい、物理的にテーブルの下に足を入れることができません。

足が入らない状態でメイクをしようとすると、どうしてもテーブルに対して体を斜めに向けたり、無理な姿勢で鏡を覗き込んだりすることになります。短時間なら我慢できるかもしれませんが、毎日のスキンケアやメイク、あるいはそのまま食事やパソコン作業をしようとすると、腰や背中に大きな負担がかかります。「ドレッサーテーブル 足が入る」と検索されている方の多くが、この「姿勢の辛さ」に悩んでいるのではないでしょうか。
特に冬場、こたつとして使いたい場合や、厚手のルームウェアを着ている時はさらに深刻です。人間の太ももの厚みは、座った状態で体重がかかることで若干薄くなるとはいえ、一般的に成人女性で約12cmから15cm程度あります。そこに衣服の厚みや、足を組んだり動かしたりする余裕(クリアランス)を含めると、最低でも20cm程度の空間が天板の下に確保されていないと、快適とは言えません。
しかし、市場に出回っている安価なドレッサーテーブルの中には、天板高が35cm程度しかないのに、引き出しの深さが15cmもあるような設計の商品が存在します。これでは床からの隙間が20cmしかなく、座布団一枚敷いただけで足が入らなくなってしまいます。
デザインや収納力ももちろん大切ですが、長く愛用するためには、「天板の下に自分の足が入る十分な空間があるか」という構造的なチェックが何よりも重要だと私は感じています。購入前には必ず、天板の高さだけでなく、「幕板(まくいた)」や「引き出しの底」までの高さを確認するようにしましょう。
ここがポイント
収納力も大切ですが、まずは「自分の足がスムーズに入るか」を最優先に確認しましょう。引き出しの深さと脚の長さのバランスが快適さを左右します。

快適に座れるローテーブルの高さと選び方
床に座って使うローテーブルタイプの場合、快適に過ごすためには「床から天板下までの高さ」が非常に重要です。先ほど触れたように、座った状態での太ももの厚みを考慮すると、リラックスして座るためにはそれなりの高さが必要になります。では、具体的に何センチあれば良いのでしょうか。
まず、床に直接座るスタイル(ラグのみ)の場合、床から収納部(引き出しの底)まで、最低でも25cm程度の空間があると安心です。これくらいあれば、少し足を崩したり、あぐらをかいたりしても膝が天板裏に当たりにくくなります。もし、厚みのある座布団やクッション、座椅子を使う予定なら、その厚みの分だけさらに高さが必要になります。
例えば、厚さ10cmの座椅子を使う場合、床から引き出し底までの高さが30cm〜35cmはないと、足を入れることは難しくなります。しかし、テーブル全体の高さが高くなりすぎると、今度は食事をする時に肩が上がってしまったり、鏡の位置が高すぎて顔が映りにくかったりという別の問題が発生します。ここにローテーブル型ドレッサー選びの難しさがあります。
解決策として私がおすすめしたいのは、以下の3つのステップで自分に合うサイズを計算することです。
- 自分の座高を測る:普段通りに座った時の、床から膝上までの高さをメジャーで測ります。
- クッションの厚みを足す:使用する敷物の厚みをプラスします。
- ゆとり(3cm〜5cm)を足す:これが「最低限必要な天板下の高さ」です。

この計算で出た数値が、検討しているドレッサーテーブルの「床から幕板(引き出し下)までの高さ」よりも小さければ、快適に足を入れることができます。もしギリギリの場合は、あえて収納のないシンプルなテーブルを選び、メイク道具は別のワゴンに収納するという「分散型」のレイアウトを検討するのも一つの賢い選択です。
注意点
数字だけで判断せず、実際に自分が普段座るクッションや座椅子の厚みも考慮して計算してみてください。
食事や仕事の机と兼用できるデスクタイプ
ワンルームなどで場所を節約したい場合、ドレッサーを普段の食事やテレワーク用のデスクとして兼用したいという方も多いですよね。この場合におすすめなのが、椅子に座って使うハイタイプ(デスクタイプ)です。デスクタイプはローテーブルに比べて姿勢が楽で、長時間座っていても疲れにくいという大きなメリットがあります。
ここで絶対に意識したいのが、椅子の座面からテーブルの天板までの距離、いわゆる「差尺(さじゃく)」です。人間工学的に、食事や書き物などの作業がしやすい適切な差尺は、一般的に「座高の3分の1から2cm引いた長さ」と言われており、おおよそ27cmから30cm程度が目安とされています。メイクをする際も、鏡に顔を近づけたり、細かい作業をしたりするため、このスペースが確保されていることが理想的です。
しかし、ドレッサーデスクの多くは、天板のすぐ下にメイク道具を入れるための浅い引き出しが付いています。この引き出しが中央部分にあると、実質的な差尺が狭くなり、太ももが引き出しの底に当たってしまうのです。特に、オフィスチェアのように座面の高さ調整ができる椅子を使う場合、アームレストが引き出しにぶつかって机の下に収納できないというトラブルもよく耳にします。
安全で快適なデスク選びの基準として、日本オフィス家具協会(JOIFA)も推奨する寸法や選び方のガイドラインが参考になります。デスクの高さや足元の空間についての正しい知識を持つことは、失敗を防ぐために非常に有効です。
参考データ
デスクの適切な高さや選び方については、専門機関の推奨データを参考にすると安心です。(出典:日本オフィス家具協会(JOIFA)『安全・快適なデスクの選び方』)
兼用デスクとして選ぶなら、中央の引き出しが極力薄いものを選ぶか、あるいは足元の空間が広く空いている「片袖机」のようなデザインを選ぶと、ストレスなくマルチに使えます。片袖タイプなら、収納は左右のどちらかに集中し、座る位置の足元は広々と空いているため、足を組んだり伸ばしたりしても邪魔になりません。
ソファや座椅子に座って使う場合の注意点
リビングでソファや座椅子に座りながら、ゆったりとメイクをしたいというニーズも多いはずです。しかし、通常のローテーブルでは高さが35cm〜40cm程度しかなく、ソファに座って使うには低すぎてしまいます。これだと、メイクのたびに深く前かがみにならなければならず、鏡も遠くなってしまい、アイラインなどの細かいメイクが非常にやりにくくなってしまいます。
ソファに座って作業をする際の適切な高さ関係については、ソファとテーブルの最適バランス学:高さ・サイズ・レイアウトの黄金比で失敗しない数値を詳しく解説しています。
そこでおすすめしたいのが、天板が持ち上がる「リフトアップ(昇降式)テーブル」です。普段はスタイリッシュなローテーブルとして使いつつ、メイクや食事、PC作業の時だけ天板を手前に持ち上げて高くできる機能的なアイテムです。天板が高くなることで、ソファに深く腰掛けたままでも膝上の空間が広がり、足がテーブルの下(昇降パーツの下)に入りやすくなります。
リフトアップテーブルの最大のメリットは、「鏡が顔に近づく」ことです。天板が手前にせり出す構造になっているため、自然と鏡との距離が縮まり、無理な姿勢をとることなくメイクが可能になります。これは、視力が悪い方にとっても非常に嬉しいポイントではないでしょうか。
ただし、選ぶ際には「昇降メカニズムの安全性」に注意が必要です。安価な製品の中には、天板を戻す際に「バタン!」と勢いよく閉まってしまうものがあり、指を挟む危険性があります。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、ゆっくりと静かに閉まる「ソフトクローズ機能」や「指詰め防止のストッパー」が付いているかを必ず確認してください。
YUKOのメモ
リフトアップ式は便利ですが、可動部分の金具で指を挟まないよう、ソフトクローズ機能などが付いているか確認すると安心です。
一人暮らしにおすすめの小さめコンパクトサイズ

一人暮らしのお部屋、特に6畳や8畳のワンルームでは、家具を置くスペースが限られてしまいますよね。「足が入る機能性は欲しいけれど、大きなドレッサーを置いて部屋が狭くなるのは困る」という悩みはとてもよく分かります。圧迫感を出さずに、快適なメイクスペースを確保するにはどうすればよいでしょうか。
そんな時は、幅が80cm以下のコンパクトなモデルや、使わない時は幅を縮められる「伸縮式(スライド式)」のドレッサーテーブルが活躍します。伸縮式なら、メイクをする時だけ収納部分を横にスライドさせてL字型にしたり、幅を広げて足を入れるスペースを作ったりでき、普段はコンパクトに畳んでおくという使い方が可能です。
また、鏡を閉じればフラットなミニテーブルとして使える「開閉式ミラー」タイプなら、生活感も隠せてお部屋がスッキリ見えます。鏡がむき出しになっていないので、風水的にも良いとされていますし、夜寝る時に鏡が気にならないのもメリットです。
さらに、視覚的な圧迫感を減らすためのテクニックとして、背板のないオープンなデザインや、細めの脚(アイアン脚など)を選ぶのもおすすめです。床の面積が多く見える家具を選ぶことで、部屋全体を広く見せる効果があります。自分のライフスタイルに合わせて、必要な時だけ「ドレッサー」に変身させられる柔軟な家具を選ぶのが、狭い部屋を広く使うコツかなと思います。
おすすめのドレッサー テーブルに足が入る人気モデル

自分に合うタイプが見えてきたところで、次は実際にどのような商品やブランドをチェックすべきか、具体的なイメージを膨らませていきましょう。人気ブランドの特徴を知ることで、理想の一台に出会える確率がぐっと高まります。
ニトリで人気のドレッサーテーブルをチェック
「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリは、やはりドレッサーテーブルのラインナップも豊富です。ニトリの製品は、日本の住宅事情をよく考慮して作られているため、コンパクトながらも機能的な収納がついているものが多いのが特徴です。特に、一人暮らし向けのサイズ感や、シンプルなデザインのものが充実しています。
例えば、天板のガラス部分にお気に入りのコスメをディスプレイできるタイプや、三面鏡がついた本格的なタイプなど、バリエーションも豊かです。そして何より、ニトリの実店舗に行けば、実際に椅子や床に座って「足が入るかどうか」のサイズ感を試せるのが最大の魅力です。
ネットの画像だけでは分からない、引き出しの開け閉めのスムーズさや、座った時の膝の当たり具合を直接確認できるのは、失敗しないための大きなアドバンテージになります。
また、ニトリの家具はシリーズ展開されていることが多いので、同じシリーズのチェストやベッドと合わせることで、部屋全体に統一感を出すことができます。価格も手頃なものが多いので、初めての一人暮らしで家具を一式揃えたい方には強い味方になってくれるはずです。
確認ポイント
店舗に行く際は、普段家で使っているクッションの厚みをイメージしながら座ってみるのがおすすめです。
IKEAやフランフランでおしゃれなモデルを探す
インテリアにこだわりたい方、部屋の雰囲気をガラッと変えたい方には、IKEAやフランフランがおすすめです。それぞれのブランドには明確な特徴があり、自分の好みに合わせて選ぶ楽しさがあります。
IKEAは、北欧デザインらしいシンプルで洗練されたデスク型ドレッサーが多く揃っています。特に「MALM(マルム)」や「MICKE(ミッケ)」などのシリーズは、無駄のないデザインでどんな部屋にも馴染みやすく、足元の空間が広く取られているのが特徴です。別売りのハリウッドミラー(女優ミラー)や照明を自由に組み合わせることで、プロのメイクルームのような空間をDIY感覚で作れるのもIKEAならではの楽しみ方です。
一方、フランフランは女性心をくすぐるフェミニンでエレガントなデザインが魅力です。猫脚デザインやゴールドの取っ手、大理石調の天板など、置くだけで部屋が華やかになるアイテムが豊富です。「ヴァリーズ」シリーズのように、スーツケース型のドレッサーなどユニークな商品もあります。ただし、デザイン性が高い分、装飾によって足元のスペースが狭くなっていないか、サイズ表記をしっかり確認することが大切です。
無印良品の家具をドレッサー代わりに代用する
「専用のドレッサーを買うほどではないけれど、メイクスペースは欲しい…」という方は、無印良品のシンプルなデスクやテーブルをドレッサー代わりに代用するのも賢い方法です。無印良品の家具は余計な装飾がなく、天板下がすっきりとした直線的なデザインが多いため、足が入るスペースを確保しやすいんです。
専用のドレッサーを購入せずに快適なメイクスペースを作る具体的なアイデアについては、ローテーブルをドレッサー代わりに!狭い部屋の賢い活用術でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
例えば、「パイン材テーブル・折りたたみ式」や「木製デスク」などは、シンプルで足元の空間が広く確保されている代表的なアイテムです。ここに、同じく無印良品の「ナイロンメイクボックス」や「ポリプロピレン収納ケース」を組み合わせれば、立派なドレッサー兼ワークスペースが完成します。
必要な時だけメイク道具をデスク上に広げ、終わったらサッと片付けてしまえば、広々としたデスクとして仕事や食事に使えます。
このスタイルの最大のメリットは、「ライフスタイルの変化に対応できること」です。もし将来、広い家に引っ越して本格的なドレッサーを購入することになっても、無印のデスクならダイニングテーブルやパソコンデスク、あるいは家事台として別の場所で長く使い続けることができます。
専用家具を買うことに迷いがある方や、モノを持たないシンプルな暮らし(ミニマリスト)を目指す方には、この「代用する」という選択肢が実は一番賢い正解かもしれません。
YUKOのアイデア
無印良品の「壁に付けられる家具・ミラー」をデスクの正面の壁に設置すれば、場所を取らずに大きな鏡でメイクができます。デスク上のスペースを最大限に広く使えるおすすめのテクニックです。
安くて機能的なドレッサーテーブルの見つけ方

予算は抑えたいけれど、機能的で足が入る快適なドレッサーが欲しい。そんな賢いお買い物をするためには、ネット通販での「探し方」に少し工夫が必要です。単に「ドレッサーテーブル」と検索するだけでなく、少し視点を変えたキーワードで探してみると、意外な掘り出し物に出会えることがあります。
おすすめの検索キーワードは、「センターテーブル 鏡付き」「昇降式テーブル 収納」「ローデスク ミラー」などです。特に「ドレッサー」という名前がついていなくても、天板裏に鏡がついているリビングテーブルは数多く存在します。これらは「ドレッサー」というカテゴリーではなく「テーブル」として販売されているため、比較的安価に設定されていることが多いのです。
また、価格を重視するなら「組み立て式(DIY家具)」を選ぶのが基本です。完成品に比べて配送コストや人件費が抑えられているため、同じような機能でも数千円から1万円ほど安く購入できるケースがよくあります。
ただし、安すぎる商品には注意も必要です。レビューの中に「組み立ての説明書が分かりにくい」「ネジ穴がズレていた」「脚がグラグラする」といったコメントがないか、必ずチェックしてください。
特に「足が入る」構造のテーブルは、天板の下が空洞になっているため、構造的に強度が求められます。安価な製品の中には、コストカットのために脚が細すぎたり、補強が不十分だったりするものも紛れ込んでいます。
購入前には、商品ページの「耐荷重」を確認し、しっかりとした作りかどうかを見極める目を持つことが、「安物買いの銭失い」を防ぐための鉄則です。セール時期やポイント還元キャンペーンを狙うのも、質の良いものを安く手に入れる有効な手段ですね。
注意点
※激安商品の場合、鏡の質が悪く歪んで映ることもあります。毎日のメイクに関わる部分なので、鏡の品質に関する口コミも要チェックです。
大容量の収納力と鏡の使い勝手を確認

「足が入る快適さ」を最優先にすると、どうしても犠牲になりがちなのが「収納力」です。天板下の引き出しを薄くすれば足は入りますが、その分、背の高い化粧水ボトルやヘアスプレーが入らなくなってしまいます。このジレンマを解消するには、収納場所を「膝の上」以外に確保しているデザインを選ぶのが正解です。
具体的には、以下のような構造のドレッサーテーブルがおすすめです。
- サイド収納タイプ:テーブルの左右どちらかが深い引き出しやワゴンになっているタイプ。足を入れる中央部分は薄く、横のスペースで収納力を確保できます。
- 天板スライド・開閉タイプ:天板の一部が開いて深さのある収納が現れるタイプ。使う時だけ開けるので、普段はスッキリとした見た目を保てます。
- オープンシェルフ付き:足元ではなく、サイドに棚が付いているタイプ。よく使うアイテムをカゴに入れて収納すれば、取り出しやすさも抜群です。
また、収納力と同じくらい重要なのが「鏡の使い勝手」です。ドレッサーテーブルに付いている鏡は、どうしてもサイズが小さめになりがちです。顔全体だけでなく、ヘアスタイルやデコルテまでチェックしたいなら、鏡のサイズが「縦30cm × 横20cm」以上あるものが望ましいです。
さらに、鏡の「角度調整機能」は必須と言っても過言ではありません。座る位置や身長によって、見やすい鏡の角度は変わります。角度が固定されているタイプだと、自分が鏡に合わせて姿勢を変えなければならず、結果的に使いにくいドレッサーになってしまいます。
3段階程度の角度調整ができるものや、フリーストップ(無段階調整)のヒンジが使われているものを選ぶと、ストレスなくメイクに集中できますよ。
YUKOのメモ
三面鏡タイプは横顔のチェックもしやすく便利ですが、重量が重くなるため、開閉時の安定感(テーブルがガタつかないか)も合わせて確認しましょう。
木目調などインテリアに馴染むデザイン

ドレッサーテーブルは、メイクをする場所であると同時に、部屋の印象を左右する大きなインテリアの一つです。機能性はもちろん大切ですが、毎日目にするものだからこそ、自分の部屋に馴染むデザインを選びたいですよね。ここでは、代表的なデザインとそれが与える印象について解説します。
まず、一番人気なのはやはり「木目調」のデザインです。ナチュラルな木目はどんな部屋にも合わせやすく、温かみのある空間を演出してくれます。
例えば、明るい「ナチュラルオーク」や「ホワイトウォッシュ」は、北欧風インテリアや韓国風インテリアとの相性が抜群。部屋を明るく、広く見せる効果もあります。逆に、濃い茶色の「ウォールナット」や「ダークブラウン」は、落ち着いた高級感があり、ヴィンテージ風やモダンな部屋にぴったりです。
次に、清潔感を重視するなら「ホワイト(鏡面仕上げなど)」も素敵です。白は光を反射するので、部屋全体がパッと明るくなり、メイクをする際も顔色がよく見えるというメリットがあります。ただし、汚れが目立ちやすいので、汚れを拭き取りやすい素材加工(メラミン化粧板など)がされているかを確認すると良いでしょう。
そして最近注目されているのが、「異素材ミックス」のデザインです。木製の天板にブラックアイアンの脚を組み合わせたデザインは、甘すぎないスタイリッシュな雰囲気で、大人の女性に人気があります。アイアン脚のタイプは、脚が細いため視覚的な圧迫感が少なく、足元の空間も物理的に広く取れることが多いので、「足が入る」ドレッサーを探している方には機能面でも理にかなった選択肢と言えます。
部屋の置き場所や動線を考えたサイズ選び
いよいよ購入するモデルが決まったら、最後に必ず確認してほしいのが「部屋の中での配置と動線」です。サイズを測る時、テーブル本体の大きさ(幅・奥行き)だけで判断していませんか?実は、ドレッサーテーブルを快適に使うためには、本体サイズ以上に「座って使うためのスペース(引きしろ)」が重要になります。
具体的には、以下のスペースを確保できるかシミュレーションしてみてください。
| 必要なスペース | 目安(cm) | 理由 |
|---|---|---|
| 椅子の引きしろ | 60cm〜80cm | 椅子を引いて座り、立ち上がる動作に必要なスペース。 |
| ロータイプの座る場所 | 60cm〜 | あぐらをかいたり、足を伸ばしたりするためのスペース。 |
| 引き出しを開ける空間 | 30cm〜40cm | 座った状態で引き出しを全開にしても体に当たらないか。 |

特に盲点になりがちなのが、背後のスペースです。椅子に座った時に、後ろにあるベッドや壁との距離が近すぎると、窮屈で立ち座りのたびにストレスを感じてしまいます。また、ドレッサーテーブルの近くに「コンセント」があるかも重要なチェックポイントです。ドライヤーやヘアアイロンを使う場合、コンセントが遠いと延長コードが必要になり、足元がコードでごちゃごちゃしてしまいがちです。
もし部屋が狭くて配置に迷う場合は、部屋のコーナー(角)を活用するのも一つの手です。ただし、壁にぴったりくっつけすぎると、鏡を開く時に壁に干渉してしまうことがあるので、数センチの隙間を開けて設置することをおすすめします。
事前にマスキングテープや新聞紙を床に置いて、実際のサイズ感を可視化してみると、「意外と大きかった!」「ここだと通れない!」といった失敗を未然に防ぐことができますよ。
ドレッサーテーブル購入前のよくある質問

ドレッサー テーブル 足が入る快適な生活へ

今回は、足が入るドレッサーテーブルの選び方について、サイズ感や機能、デザインなど様々な角度からご紹介しました。 「足が入る」という条件ひとつにこだわるだけで、毎日のメイク時間は驚くほど快適になりますし、食事やテレワークの効率もグッと上がります。足元の窮屈さから解放されれば、無理な姿勢で体を痛めることもなくなり、心にも余裕が生まれるはずです。
ドレッサーテーブルは、私たちが「なりたい自分」を整えるための大切な場所。 まずは自分のライフスタイル(床座り派か、椅子派か、ソファ派か)を見直し、部屋のサイズと動線に合った最適なタイプを見極めることが成功への近道です。
妥協せずに探せば、きっとあなたにぴったりの、長く愛用できる運命の一台が見つかるはずです。ぜひ、素敵なドレッサーテーブルを迎えて、心地よい毎日を手に入れてくださいね。